CASE-2

あらすじ

ウィリアム・シェイクスピアは、盲目の父と二人で酒場を営んでいる。

ウィルには“完全記憶”という特技があった。

店に立ち、各地から集る客の話を全て覚え、
それを題材に作話し、ロンドンの劇団に密かに販売していた。

その売上げを足しにしてもなお、父を介抱をしながらの生活はギリギリ。

大した食事もさせられず、日に日に父が弱っていく中、
父は久し振りにある食べ物を口にした。

それは当時のイギリスでは最高級食材の鹿肉だった。
ウィルは父に食事をさせるため、ある貴族の庭に忍び込むが、
呆気なく捕まる。

とらわれたウィルの前に現れたのは二人の貴族、
オリヴィア・ベリーとハロルド・スペンサーだった。

家主であるスペンサーは即座にウィルを処刑しようとするが、
オリヴィアはウィルを奴隷として身請けすることを申し出る。

オリヴィアは座長を務めている自分の一座でウィルの脚本を買ったことがあり、
その才能に気付いている舞台役者だった。

時はエリザベス朝演劇全盛期。
女性が舞台に立つことは硬く禁じられていた。

だがオリヴィアは男装して密かに舞台に立っていた。

女性が座長の一座。
そんな一座に優秀な役者が居着くはずもなく、
オリヴィアの一座にははみ出し物の役者ばかりが揃っていた。

オリヴィアはウィルに、自分の一座に脚本を書き、
劇団を存続させれば命は助けると提案。

ウィルは酒場の切り盛りをしながらオリヴィア一座の
座付き作家を始める。

舞台

1595年。イギリス、テンブリッジ。
名門・テンブリッジ大学が街のランドマークになっている。

グローヴ座はテンブリッジにある劇場。
実際にロンドンにあるグローブ座とは一切関係がない。

ヒロイン

Olivia Berry

オリヴィア・ベリー

CV_神代 岬

テンブリッジの貴族。一族は落ち目であり、オリヴィアの政略結婚に一族の存続がかかっている。
演劇を愛していて、自身がパトロンとなっている一座の座長を男装して務めている。
勝ち気で、男勝りで、酒に強い。
だがそんな性格も、女として舞台に立つことを奪われてしまった彼女が後天的に覚えた振る舞いであり、
心の奥底にはしっかり乙女心を秘めている。
アーティストは性欲が強いという通説があるが、オリヴィアももちろん例外ではない。
プライドの高い彼女であるから、男として認めさせるのは一筋縄ではいかないが、一度パートナーができよう
ものならあっという間に恋愛至上主義になってしまい、会えない時間が長引くといじけ始めてしまう。
「かまってほしい」
その一言がオリヴィアには言えず、むしろ高圧的な態度に出てしまったりする。
そういうときは男の方が折れてあげなければならない。男が折れてはいけないのは挿入中だけであり、
本物の騎士はあえて折れてあげることをよく知っている。
ちなみにこれは男に限った話ではない。女性のほうも、素直に「かまって」と言ってくれていいと私は思う。
あまり盛り上がらなかったか、と不安を覚えつつ迎えたデートの終盤に「もっとかまって」と一言言ってくれると、
多くの男が救われる。

サブキャラクター

Harold Spencer

ハロルド・スペンサー

CV_COMING SOON

テンブリッジの貴族。快楽主義者で博愛主義者。
他の貴族と違い、名誉にあまり執着がない。
オリヴィアの婚約者。

主人公

William Shakespeare

ウィリアム・シェイクスピア

NO VOICE

盲目の父と二人で酒場を営んでいる青年。童貞。
作れる料理はスープとジャガイモの蒸かしのみだが、常連客に愛されている。
完全記憶の持ち主で、酒場を訪れる旅人、商人、芸者の話を全て覚えている。
儲かっていない店のために、テンブリッジの劇団に脚本を売ったことが数回あり、
評判は上々だった。