CASE-0

あらすじ

主人公・海斗は記憶を失った状態で目覚める。

憶えているのは、目覚める直前まで見ていた鮮明な夢のことだけだった。

真っ白な部屋には海斗の他に、自我を失った白髪の少女・世凪がいた。

軟禁状態下で海斗は、自身の夢を記録されていることと、
その夢の記録が世凪の救いになること、
さらに、記憶を失う前の自分が、自らの意思でこの環境を望んだことを知らされる。

物語のように進む3つの夢を記録されながら海斗は、
夢の進行に応じて世凪がゆっくりと自我を取り戻していることに気付き、
自身も積極的に記録に協力するようになる。

3つの夢を見終わったとき、軟禁されていた施設から世凪が姿を消す。

海斗は実験の成功を知らされ、

最後の夢の世界――

“失われた自身の記憶”を追体験することで、
世凪と自分の物語を思い出していく。

ヒロイン

よなぎ(幕間)

世凪

CV_神代 岬

自我を失った白髪の少女。

成熟した女性の器の中に芽生えていく少女の自我。

無垢な精神性と、発育した肉体。

そのUNBALANCEさを前にしたとき、
我々の中に生まれるこの罪深い欲望を、
なんと呼べばいいのだろう。

庇護欲、支配欲、征服欲。

どれも違う。

足りない、全然足りないのだ。

そこには確かに、言語化できない感情領域がある。

まだ名前のついていない感情。

それを人類で共有するためにこそ、
この世凪という少女と、この物語が存在しているのかもしれない。

ヒロイン

よなぎ(CASE-0)

世凪

CV_神代 岬

少年時代。

性というもの意識せずに無邪気に生きたあの頃。

だが、性差というものは音もなく少年のINNOCENTな自意識に忍び寄り、
いつしか我々は、生殖本能の暴走に怯えながら異性と向き合うようになる。

それが成人した男女のCOMMUNICATIONを困難なものにしているのは確かだ。

こんなにも息苦しく異性と向き合っている我々は、果たして不幸なのだろうか?

断じて否であると、私は言いたい。

不自由さが想像力を高め、その想像力が新しい解釈を生み出す。

そして新しい解釈が新しい価値を生み出し、
我々はそこに憧れという希望を抱く。

不自由であるが故に新たに生まれたその希望は我々に、
現実を遥かに凌駕する多幸感を与えてくれる。

物語の本質的な存在意義も、そこにある。

世凪という一人の少女が成長し、
海斗という男性と向き合いながらやがて第二次性徴の発現を迎え、
ついには一人の成熟した女性に至る——

その全ての課程に生命の神秘が宿っている。

架空の人物の、架空の物語。

それに触れることで我々は、現実と距離を置くことになる。

その距離があるからこそ我々は、
現実の真理に気付く冷静さを取り戻すことができる。

その真理とはなにか。

――女性は美しい。

例外なく、全ての女性が美しい。

その真理に、世凪という空想を通して向き合ってほしい。

サブキャラクター

いずも

出雲

CV_春乃 いろは

隙あらば牛乳粥(ポリッジ)を作ろうとするポリッジ・ガール。

主人公

かいと

海斗

NO VOICE

記憶を失っている男性。

結構いい年。