Laplacian vocal collection vol.01 [2016-2018]

Laplacian vocal collection
vol.01 [2016-2018]

¥3,000 + TAX

Ladies and gentlemen, Boys and girls!!今日はラプラシアンがお送りする最新のボーカルアルバムを紹介しよう!2016年春、『キミトユメミシ』の販促用にノリで制作された「時雨Dictionary」を皮切りに、難しいことは考えないコミカルタイムトラベルアドベンチャー『ニュートンと林檎の樹』、最新作『未来ラジオと人工鳩』、そして2018年冬、架空の新作のオープニング楽曲というコンセプトで書き下ろされた「荒野の少女」までを網羅する決定版だ!
霜降、ぺれっと両氏の描き下ろしイラストに加えて、「荒野の少女」の制作秘話など、ここでしか見られないグレートな情報満載な本作、是非一家に一枚、ラプラシアンを知らないお友達への布教用に一枚、ロットでお買い求めいただきたい!(by ラリカウ)

■収録曲一覧

01. 栖鴉の綿 (Ceui)
02. 群青の約束 (RYUNKA)
03. キミトユメミシ (yuiko)
04. 時雨Dictionary (時雨[CV:民安ともえ])
05. Star Rain (保科めぐみ)
06. You know me, I know you (逢瀬アキラ)
07. 風の唄 (MAMI)
08. Never Too Late (相良心)
09. Dear Autumn (RYUNKA)
10. あなたがくれた宝物 (高町咲衣)
11. はじまりの音
12. 空の約束 (RYUNKA)
13. Wish You Were There (MAMI)
14. 夢の記憶 (Ceui)
15. 荒野の少女 (MAMI)

■参加アーティスト


逢瀬アキラ / 相良心 / Ceui / 高町咲衣 / 民安ともえ / 保科めぐみ / MAMI / yuiko / RYUNKA (五十音順・敬称略)

※「Laplacian vocal collection」の
ここがすごい!


・本アルバム用に全楽曲リマスタリング
・完全書き下ろし楽曲「荒野の少女」収録
・ジャケットおよび荒野の少女の描き下ろしイラスト
・楽曲制作スタッフ陣のテキストコメンタリー
・Laplacian3作のゲーム内楽曲ジャケット集
・24ページのフルカラー歌詞ブックレート etc...

発売日2018/12/28
ディスク枚数CD1枚
レーベルLaplacian
収録時間68分
製造国国内
企画品番LAPSL-001
販売電気外祭り 2018 WINTER in 高田馬場 / Laplacian公式BOOTH (1月下旬予定) / 他各種イベント
 

Laplacian vocal collection vol.01 クロスフェード

「荒野の少女」
Staff Notes

MAMIvocal

皆さんこんにちは! MAMIです。今回はこのアルバムの為の録り下ろしの新曲という事で、歌わせて頂けてとっても光栄です◎ 荒野の少女は、資料に目を通して音を聞いた瞬間から世界感が頭にスッと浮かんできて… 仮歌を自分で歌った時から、自然と完成形が見えていた気がします。
そして、今までラプラシアンさんで歌わせて頂いた楽曲の中では初めての雰囲気の曲。激情、怒り、虚無感等を、ニュアンス等で表現するのがとっても難しかったです。あと、メロディが難しい! 特にBメロ! 最初練習で歌った時にヒーヒー言ってました笑 ライブで歌うのが楽しみです!(ドM←笑
是非沢山聴いて頂けたら幸いです!

緒乃ワサビMusic Produce & Lyrics

架空のSF作品のオープニング楽曲を想定して世界観を作っていく中で、黒髪ロングのセーラー少女を真っ黒な油の雨で汚したい、見下されたい、
軽蔑されたいと強く思いました。そして、デモを聞いて歌詞のテーマが「怒り・憤怒」に固まりました。変態に対する怒りではありません、世界そのものに対する怒りです。架空作品を想定しての作詞作業にあたって、思っていた以上に世界観の細部まで作り込む必要があり、ここまでやるなら物語を最後まで描いた方がいいんじゃないのかと錯覚するほど大変でしたが、こういうダークな世界観はLaplacian作品ではなかったので新鮮な作業でした。
ちなみに、イラストで少女の美しい腿を流れる液体は、この世界の穢れを象徴する『黒油の雨』であり、愛液ではありません、念のため。

XelferyMusic & Arrangement

「荒野の少女」の作編曲等をさせていただきました、Xelfery(ぜるふぇりー)です。「荒野の少女」は、「Wish You Were There」を継承しつつ、砂埃の臭いや、怒りや悲しみ、絶望など、渦巻く複雑な感情を胸に抱きつつ無理にでも前に進む、でも時に現実逃避はしてしまう。そんな黒髪ロングセーラー服美少女をイメージして作りました。私のサウンドと緒乃さんの歌詞、そしてMAMIさんの力強い歌が組み合わさり創られた世界をお楽しみいただけたらと思います。

サウンドディレクター
Muu Doggによる
洋楽の邦盤にありそうな
口うるせえライナーノーツ

「Laplacian」
……多くの人が理解できない数学用語を冠したそのブランド※1は、創立からわずか3年弱という短期間にも関わらず、時に多額の予算と大きな期待を一瞬にして棒にふる延期芸人として※2、時に不意打ちで泣ける熱いストーリーに長けたブランドとしてその名を馳せて来た。
それと同時に、一度でも同ブランド作品をプレイした読者諸君のなかには、変態的なまでに音楽にこだわるブランドとして認識している方も多いのではないだろうか。
そもそもラプラシアン誕生の原点とも言える出会いは、ハイスクール時代の緒乃氏と上都氏のバンド結成※3だと筆者は推測している。
プログレを愛し我が道を突き進むギタリストの緒乃氏、ポップミュージックからジャズまであらゆるジャンルをこなし引っ張りだこになるドラマーの上都氏。※4
そう…プリミティブなアートに突き動かされるピュアな原体験、それこそがラプラシアンの根底に流れているテーゼなのだ。…実にマーヴェラスでないか。※5
話が逸れてしまったが、そういう点においてラプラシアンのサウンド制作というものは実にユニークである。
コンペや多くの作曲家に向けたような漠然とした発注の仕方は一切行わず、個々の作家との対話のなかでその人が最も愛する音楽、やりたい音楽を知るところからスタートし、作品内容を伝えたうえでデモを作ってもらう。上がってきたものを、より作品の求める世界観へと擦り合わせ、洗練していく。
筆者は作曲家としても活動しているが、良質な楽曲を作る上で緒乃氏は理想的な制作手法をとっているように思う。
本作は2016年の春にノリで制作された「時雨ディクショナリー」から、2018年の冬に書き下ろされた「荒野の少女」までを網羅する、ラプラシアンの足跡であり、従来の美少女ゲーム音楽の枠を突き破ろうとしたりしなかったりする葛藤の記録でもある。
また、今回の発売に合わせて改めて全曲のマスタリング及びノイズ処理などの音質向上も行なっているため、決定盤と呼ぶにふさわしい1枚となっている。

3作目を迎え我々の制作スタイルも徐々に確立されてきた。今後ラプラシアンボーカルコレクションvol2、vol3と続いていく可能性も大いにあり得るであろう。

霜降、ぺれっと両氏の描き下ろしイラストに加えて上都氏のデザインへのこだわりが随所に見受けられる本作。是非一家に一枚、保存用に一枚、ラプラシアンを知らないお友達への入門用に一枚、ロットでお買い求めいただきたい。

平成30年冬
ラプラシアンサウンドディレクター
アナタのお宅の快適カウパースプラッター
Muu Dogg

※1 以前アメリカ人と飲んでいる時、ラプラシアンの意味を聞かれた緒乃氏は流暢な英語で答えていた。何を言ったか知らないがアメリカ人はいたく感激していた。
※2 まさしく「悪評は無名に勝る」というコンセプトを地で行く活躍ぶり(筆者は褒めていない)、若手ブランドだからこそ成立する破天荒ぶり(筆者は毛頭褒めていない)
※3 緒乃氏と上都氏の在籍していたハイスクールの同級生には、のちの作曲家や医者やクズ人間など、かなり濃い面々が揃っていたようだ。筆者自身がラプラシアンと知り合ったのも、
  そんな同級生のなかの1人との出会いによるものだが、その話はまた別の機会にとっておこう。
※4 得意げに語っているが筆者は当時の2人を見たわけではない。
※5 得意げに語っているが筆者は当時の2人を見たわけではない。

 

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